研  磨  工  程

下地研磨工程
金剛砥⇒備水砥⇒改正砥⇒改新砥⇒内曇砥
 
仕上研磨工程
刃艶砥⇒地艶砥⇒拭い⇒刃取り⇒ナルメ⇒磨き
 
 
 
 
下地研磨工程
 
金剛砥(数種類使用)
深錆や刃こぼれ、大きく姿を修正しなければいけない時などに使用します。
 
備水砥(数種類使用)
金剛砥とほぼ同じ作業となります。
金剛砥使用時には研ぎ目を取り除きます。
通常は、この備水砥からの作業となります。(状況によります)
 
改正砥(数種類使用)
備水砥の研ぎ目を取り除きます。
 
改新砥(数種類使用)
改正砥の研ぎ目を取り除きます。
中名倉砥と同じ効果があります。
 
細名倉砥(数種類使用)
改新砥、中名倉砥の研ぎ目を取り除き、刃文や地肌の特徴等を引き出します。
 
内曇砥(数種類使用)
細名倉砥の研ぎ目を取り除き、刃文や地肌を引き出します。
 
これで、下地研磨工程は終了となります。
どの工程から着手するかは、研磨します御刀の状況により変わります。
 
 
 
仕上研磨工程
 
刃艶砥
内曇砥で出来たムラを取り除きます。
 
地艶砥
地肌を整えて、地鉄に潤いを与えます。
 
拭い
地鉄を青黒く艶を出し、更に潤いを与えます。
 
刃取り
刃文を白くします。
この刃取りの仕方で、印象がかなり変わります。
 
ナルメ
横手筋を切り、切先を白くします。
 
磨き
鎬地と棟を磨き上げます。
 
 
状況により変更する場合もございます。

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